特定非営利活動法人 金沢市視覚障害者地域生活支援センター
トップ事業内容所在地資料

 【就労継続支援B型事業所について】

金沢市には、視覚障害者に特化した就労系の事業所として、特定非営利活動法人金沢市視覚障害者地域生活支援センターが運営している就労継続支援(B型)施設(通称六ツ星作業所)があります。

就労継続支援(B型)とは、通常の事業所に雇用されることが困難な障害のある人に、就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて、その知識および能力の向上のために必要な訓練等を行うサービスで、従来の小規模作業所等での福祉的就労に近い形態のものをいいます。

六ツ星作業所には現在17名の利用者が自分の都合のよい曜日に来て、1日4時間の作業を行っています。基本作業は、タオルを折りたたみ袋に入れる作業や和菓子を入れる箱を組み立てる作業、視覚障害者向けのJBニュースの発送などを担当するグループと、県や市の広報や議会だよりなどを点字にした文章の校正や、それの音声版をダビングして正しく聞くことができるかの確認や神社のお守りを入れる袋をつくる作業などを担当するグループとで分かれて行っています。

最近は新型コロナウイルス感染拡大の影響で作業量が伸び悩んでいます。

そこで、広報などの読み終えた点字用紙を再び集めて小さく切ってチップを作り、それを組み合わせて鍋敷きなどに再加工して販売しています。

また、再利用の点字用紙を型どりしてきちんと折り、のり付けして金沢特産の二俣(ふたまた)和紙や水引を組み合わせて、祝儀袋やポチ袋として販売しています。

▲点字用紙を再利用して作った 加工して 鍋敷き・祝儀袋・ポチ袋

これまでは石川県視覚障害者情報文化センター内などでの販売で、主にボランティアのみなさんが購入してくださいました。

そこで、さらなる販路拡大のため、2020(令和2)年8月から金沢市社会福祉協議会が運営する金沢市安江町の「 いきいきギャラリー」、2021(令和3)年2月から小松市手をつなぐ育成会が運営する小松市本折町の「夢や」に販売拠点を新たに設置しました。

また、2021(令和3)年3月26日から金沢市オンライン福祉ショップにも出店しました。

祝儀袋やポチ袋は一般の方がよく購入してくださり、各方面から引き合いが来ました。また、鍋敷きは安価で一人鍋に便利で使い捨て可能のため売れています。

遠方の方にも便利なように郵便振替口座も用意してあります。 みなさんにもよかったら購入いただければ、利用者の工賃向上にもつながりますのでよろしくお願いいたします。